自動車業界における「シボ」は近年加速するＥＶシフトに伴い、大きく変革しようとしています。
そこで、SIBO DESIGN AWARD 2023を通して次世代EV自動車向けの新たな「シボ」のアイデアをデザイン性・機能性の両面で募集したいと思います。

「シボ」とは、表面につけた細かい凹凸の模様で、自動車内装のインパネ、ドア回り、ハンドルなどに施されています。
その意匠によって空間の印象に影響をあたえる「デザイン性」と、傷がつきづらいなどの「機能性」を持ち合わせているのが特徴です。

SIBO DESIGN AWARD – EV（電気自動車）向け幾何学シボのデザイン、 シボを活用した機能のアイデアを募集します。 (ktx-sibo.com)

◆募集期間

2023年２月１日～3月31日(金)まで 応募締め切り

◆入賞

大賞　　　　　 　　 　　1名　　20万円
EV SIBO部門賞　 　 　　 1名　　3万円
Function SIBO部門賞　　1名　　3万円
ファイナリスト　　　複数名　　QUOカード1,000円

EV SIBO部門 

EV（電気自動車）向けのシボデザインを募集する部門です。EV化が進むことにより変化していく自動車を演出する、独創性あふれるシボのデザインをお待ちしております。

Function SIBO部門

シボに「機能」を持たせるアイデアを募集する部門です。どのような形状にすることで、どのような機能が生まれ、何が解決されるのかのアイデアお待ちしています。

審査員紹介

山下 陽三郎　Yozaburo Yamashita

元本田技研チーフデザイナー　現KTXデザイン顧問

山本 義政　Yoshimasa Yamamoto

サーフェスデザイナー

戸塚 裕則Hironori Tozuka

インダストリアルデザイナー

受賞作品

結果発表 – SIBO DESIGN AWARD (ktx-sibo.com)

大賞：賞金20万円

作品名：「Inaho」

受賞者：森　祐亮

EV SIBO部門賞：賞金3万円

作品名：「SEIIKI 聖域」

受賞者：下敷領　泰将

Function SIBO部門：賞金3万円

作品名：「Theater」

受賞者：丸山　直将

審査員特別賞：賞金1万円

作品名：「01 ゼロワン」

受賞者：三浦　和俊

総評

　今回は業界では珍しい「シボ」のデザインコンペ開催にあたり、前例の少ないことから応募者の皆様は試行錯誤を重ねられたかと思います。

　EV SIBO部門では皆さんが普段、見�たり触れたりしている車内表皮のデザインを、新たなテーマを持って真摯に考えていただき、多数の応募をいただきました。
　選ばれた作品も私達の想像を超える物が多く、新たな気付きを与えてもらうことができました。

　Function SIBO部門は募集要項の例で挙げたようなロータス効果やサメ肌効果、低反射のモスアイ構造など、デザイナーが考えるというより科学者が考案するような難しいテーマであったのでEV SIBO部門に比べると応募は少なかったのですが、受賞に足る作品を選出できたと思います。

　次回開催では今回の結果を持って、各部門共に専門分野への認知を広め、更なる躍進を期待します。